わきがをキレイに治療したい!傷跡を残さない方法「ミラドライ」とは?
人類が嗅覚に頼っていた大昔は、異性を引き寄せるための手段であったともいわれる「わきが」。視覚が発達した現代の人間には、きついにおいは不要とも言えます。現に、わきがでなくても自分が他の人と違うにおいがするのではないかと悩む人が多くなりました。
しかし、においで悩む人が多いわりに、自分のにおいの正体を確かめたり、根本的な治療を行う人はまだまだ少ないようです。ということは、悩みを抱えながらも「痛みを伴う」という不安や、傷跡が残ることでノースリーブや水着などのファッションを楽しめなくなるという理由から、手術を断念している人が多いのかもしれません。
そこで傷を残すことなく、手術と同じくらいの効果が見込めるわきが治療「ミラドライ」について、ご紹介していきます。
|わきが、多汗症の切らない治療法「ミラドライ」
「わきが」と「多汗症」は、わきに関する悩みの代表的なもので、わきから不快なにおいがする「わきが」や、文字通り多量の汗をかき、とまらなくなってしまう「多汗症」は、人前に出る自信を失う原因になりやすい症状です。混同されがちな2つの症状ですが、大きな違いがあります。
わきがの原因となる独特なにおいのある汗は、アポクリン汗腺から出ます。この汗腺で作られた汗にはタンパク質や脂質が含まれるため、細菌が増殖しやすく、増殖した細菌が汗を分解することでにおいが発生します。人によって汗腺の数や大きさが違うため、においの強さが異なることも特徴です。
一方で多汗症の原因となるのはエクリン汗腺で、成分のほとんどが水のため、強いにおいを伴うことは、まずありません。汗を出して体温の上昇を防ぐことが大きな役割ですが、緊張や不安といった精神的要素や、ホルモンバランスの乱れが原因で多量の汗を出してしまうことがあり、多汗症に繋がります。
これらの症状を根本から解決するには、アポクリン汗腺やエクリン汗腺を除去することが効果的です。わきの下を切開して、問題となる汗腺を除去することもできますが、化膿や感染症のリスクがあり、傷跡も残ります。傷跡が残ると、手術を受けたことが周囲に分かってしまううえに、思いっきりファッションが楽しめないといった不都合が出てしまうため、結果的に治療自体をあきらめてしまう方もいます。
そこで注目されているのが、傷跡を作らない「ミラドライ」による治療です。ミラドライは電磁波を使って、わきを切開せずに治療できます。
|ミラドライにはどんなメリットがある?
ミラドライは皮膚の上から電磁波を照射し、わきがや多汗症の原因となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺を破壊するマシン治療です。電磁波は汗の水分に反応して高熱化するため、汗腺のみが破壊され、他の部分に、ほとんどダメージを与えません。わきを切開しないため、術後の回復も早く、何よりも術後の腫れさえ引いてしまえば、わきがの手術を受けたことが周囲に知られる心配がないことが嬉しい点です。
破壊したアポクリン汗腺やエクリン汗腺は、再び活性化することがないため、効果が半永久的に持続する点も魅力です。術後の制限も少ないため、仕事や学業に影響が出にくく、施術を受けることを検討しやすいのもメリットと言って良いでしょう。
|ミラドライによる施術方法と、施術を受ける流れ
ミラドライの魅力は、電磁波は水分に反応するという特徴があるため、水分を溜め込んでいる汗腺のみが破壊され、他の組織にダメージを与えずに治療できる点です。汗腺周囲の肌へのダメージを最小限に抑えるために、照射時は患部を冷却しながら行います。もちろん、施術前には、わきに麻酔処置も施すため、施術中の痛みについても安心できます。
施術時間の目安は片側でおよそ30分ですから、両わきで1時間程度と考えておけば良いでしょう。術後はしっかりと患部を冷やす必要があり、しっかり冷却できたかどうかで、腫れの治まり具合や患部のなおりに違いが出ますから、しっかりと冷やすようにします。赤みは3日ほど、腫れは3週間から1ヶ月ほどで治まります。
入浴や飲酒、激しい運動はしばらく控える必要がありますが、シャワーや日常生活は施術直後から、ほぼ普段どおりに行うことができます。
ただし、施術当日は麻酔が切れた後、痛みを感じることもあるため、週末や連休など、しばらく安静にできる時間があるときに施術を受けた方が安心です。
|ミラドライで悩みを解決!
切開をしないミラドライは、汗腺自体を破壊してしまうため、身体への負担が少なく、回復が早い点が魅力です。しかも、傷跡が残らないのに、切開手術を行ったのと同等の効果が期待でき、効果も半永久的ですから、これまで治療をためらっていた人でも検討しやすいのではないでしょうか?
わきがや多汗症は悩んでいるだけでは治りません。悩み続けるよりも、ミラドライで快適な毎日を手に入れてみてはいかがでしょうか。